子宮頸がんの治療と予防
検出
子宮頸がんは初期には症状がほとんど出ません。そのため、早期発見が最も重要です。女性は年に一度、子宮頸部細胞の変化を調べるパップスメア(子宮頸部細胞診)を受けることが推奨されます。まれに、骨盤痛、性交時痛、異常な出血、異常な膣分泌物などの症状が現れることがあります。
リスク要因としては、性的パートナーの多数、喫煙、経口避妊薬の長期使用、免疫機能低下などが挙げられます。
治療
子宮頸がんの治療は、がんの進行度や部位、患者さんの年齢・全身状態に応じて、手術、放射線療法、化学療法のいずれか、または組み合わせで行われます。
手術はがんの位置により異なります。子宮全摘出術(子宮摘出)は子宮全体を除去する手術です。場合によっては、腸管、膀胱、直腸、卵巣、卵管、近くのリンパ節なども切除することがあります。
放射線療法は高エネルギーX線でがん細胞を死滅させます。化学療法はがん細胞の増殖を抑える薬剤を使用します。早期に発見し、適切に治療すれば、子宮頸がんはほぼ100%治癒可能です。ただし、治療効果は個人差があるため、定期的な経過観察が重要です。
予防
ヒトパピローマウイルス(HPV)は子宮頸がんの主な原因とされています。2006年に米国食品医薬品局(FDA)が承認した「ガーダシル」ワクチンは、HPV 6、11、16、18型に対し最大98%の予防効果があります。性行為開始前の女性への接種が推奨され、HPV感染予防に有効です。
