子宮頸がんを防ぐための効果的な方法
子宮頸がん予防の概要
米国がん協会(American Cancer Society)の推計によると、2009年に子宮頸がんで診断された女性は11,270人、死亡した女性は4,070人でした。予防と早期発見が進んだことで死亡率は低下しています。予防は大きく「前がんの予防」と「前がんの発見・治療」の2つに分けられます。
前がんの予防
子宮頸がんの主な原因はヒトパピローマウイルス(HPV)感染です。HPVへの曝露を減らすことが予防の鍵となります。具体的な対策は以下の通りです。
- 性行為を控える、またはコンドームを正しく使用して感染リスクを低減する。
- HPVワクチン(現在米国で承認されているGardasil)は、最も一般的な4型のHPVから保護します。予防接種を受けることで感染リスクを大幅に下げられます。
- 喫煙は子宮頸がんリスクを高めることが知られています。禁煙を心がけましょう。
- 妊娠回数が7回以上、または経口避妊薬を5年以上使用している場合もリスクが上がります。可能な限りリスク要因を回避してください。
前がんの発見と治療
1955年以降、子宮頸がんによる死亡は徐々に減少しています。その大きな要因はパップテスト(子宮頸部細胞診)です。パップテストは子宮頸部の異常細胞を早期に検出し、がん化を防ぐことができます。
米国がん協会の推奨スケジュールは次のとおりです。
- 性行為開始から約3年後、または21歳になるまでに初回のパップテストを受ける。
- その後は年1回の検査を基本とする。
- 30歳以上で過去3回連続で正常結果が出ている場合は、2〜3年に1回に間隔を延長できる。
異常が見つかった場合は、以下の追加検査・処置が行われます。
- HPV DNA検査でウイルス感染の有無とがんリスクを評価。
- 異常細胞が確認されたら、拡大鏡(コルポスコープ)で子宮頸部を詳細に観察するコルポスコピーを実施。
- 必要に応じて子宮頸部生検を行い、前がんの診断や異常組織の除去を行う。
- 異常組織をすべて除去すれば、前がんががんに進行するのを防げます。
