子宮頸部異形成(子宮頸がん前駆病変)の原因と対策
子宮頸部異形成(子宮頸がん前駆病変)とは、子宮頸部に異常細胞が見つかる状態です。がんではありませんが、がん細胞や前がん細胞が含まれる可能性があります。異形成は低度と高度に分かれ、低度は自然に消失することが多く、治療は不要です。一方、高度は子宮頸がんへ進行しやすく、外科的除去が推奨されます。
原因
- 主な原因は明確ではありませんが、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染が最も関与しています。HPVは性行為で感染する一般的なウイルスで、多くは無症状です。
リスク要因
- HPV感染、喫煙、複数の性パートナー、他の性感染症の既往、長期の経口避妊薬使用、免疫力低下、ビタミンA・B9・C・Eの欠乏などがリスクを高めます。
症状
- 多くの場合、症状は現れません。まれに性器いぼ、異常出血、膣分泌物の増加が見られることがありますが、これらは他の疾患でも起こり得ます。
診断
- 子宮頸がん検診(パップスメア)で異常細胞が検出されます。異常が疑われる場合はコルポスコピーを行い、拡大鏡で観察し、必要に応じて生検を実施します。
治療
- 低度異形成は経過観察で自然消失することが多いです。高度または持続性の場合は、凍結療法(クライオコート)、レーザー、電気ループ切除術(LEEP)などの外科的手術が行われ、90%以上の治癒率が報告されています。手術後も定期的なパップスメアで再発をチェックします。
