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化学療法薬の流出・浄化に関する規制とガイドライン

米国労働安全衛生局(OSHA)は、化学療法薬の流出時の清掃手順を示すガイドラインを発行しています。多くの州機関は化学療法薬を有害廃棄物として分類し、処分方法を規制しています。薬剤メーカーが提供する安全データシート(MSDS)は、薬剤取扱者に対し適切な予防策を指示しています。各医療機関は独自の手順を策定しています。

OSHA のガイドライン

  • OSHA は 1986 年に細胞毒性薬の取り扱いガイドラインを策定し、以後新たに市場に出た有害薬剤を対象に改訂しています。ガイドラインは、流出や偶発的な放出に備えた手順を職場に設定することを推奨しています。

    流出は「小規模」と「大規模」に分けられ、対処方法が異なります。小規模流出は 5 ml(約小さじ1)未満で、以下の装備が必須です。

    • ガウン
    • 二重のラテックス手袋
    • 防護ゴーグル
    • 粉末やエアロゾルを含む場合は呼吸用保護具(マスク)

    廃棄物は専用容器に入れ、破損したガラスや鋭利な物品は別の容器に入れます。すべての表面は洗剤と水で 3 回洗浄することが求められます。

州の規制機関

  • 各州の環境保護局は、化学療法薬の流出を含む化学廃棄物の処理・処分を監督します。例としてワシントン州環境局は、危険廃棄物に化学療法薬およびその清掃に使用された材料を列挙しています。また、個人用防護具や空の薬剤容器も危険廃棄物として扱われます。

大学病院の取り組み

  • 大学附属病院は化学療法の治療・研究を行うため、独自の流出対策を策定しています。ミシガン大学病院は、在宅患者の治療時に使用する「化学療法清掃キット」を従業員に配布し、使用後は大学へ報告することを義務付けています。手順は OSHA 基準と同様に、ガウン・手袋・フェイスマスクの着用と専用の清掃バッグの使用が求められます。

    アーカンソー大学医療科学センターは、介護者が薬剤に触れた際の管理マニュアルを提供しています。保護具を外した後はすぐに石鹸と水で皮膚を洗浄し、医師の診察を受けます。目に薬剤が入った場合は、まず水で洗い流し、続いて専用の目洗浄液を使用します。

以上のように、OSHA の国レベル指針、州ごとの環境規制、そして大学病院独自の手順が組み合わさり、化学療法薬の流出時に安全かつ適切な処理が実施されています。

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