ホジキンリンパ腫(リンパ節がん)の治療率と予後

ホジキンリンパ腫(ハジキン病)は、リンパ系に発生するがんで、1832年にトーマス・ホジキンが初めて報告しました。早期に診断・治療すれば、5年生存率は90%を超え、予後は非常に良好です。

症状

ホジキンリンパ腫は、15〜36歳の若年成人と55歳以上の高齢者に多く見られ、男性や白人にやや多い傾向があります。主な症状は、首・腋窩・鼠径部のリンパ節腫脹、足のかゆみ、アルコール摂取時の痛みなどです。血液検査と生検で病期を評価します。

診断

がんの浸潤範囲が確認されると、放射線療法や化学療法の治療計画が立てられます。病期はI〜IVに分類され、Aは症状なし、Bは症状ありです。例として、IIIB期は複数のリンパ節にがんが広がり、夜間の発汗や背部痛といった症状が認められます。

予後

かつては放射線療法が中心でしたが、化学療法薬の進歩により、I〜III期の早期治療での生存率は98%、IV期でも85%に達しています。米国ではABVDやStanford Vが標準レジメンで、放射線療法を組み合わせます。欧州ではBEACOPPが用いられます。治療は3〜6か月の期間で、医師または腫瘍看護師が投与します。

「完治」と言えるタイミングは

フィラデルフィアのフォックスチェイスがんセンターでリンパ腫部門長を務めるミッチェル・スミス医師は「多くの患者は5〜10年後に『完治』と呼んでもらえるでしょう」と述べています。5年後の無病率は95%に達します。

サバイバーシップ(生存者の生活)

治療法の高度化により、生存率は向上し続けています。個々の患者に最適な治療は主治医が判断します。5年以上生存する患者が増える中、同じがんの再発リスクは低くなりますが、別のがんが発生する可能性は残ります。

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