鎌状赤血球症の原因は何ですか?
概要
鎌状赤血球症(Sickle cell disease)は、β‑グロビン遺伝子の変異が直接の原因です。この変異により、正常なヘモグロビン(HbA)ではなく、異常形のヘモグロビン(HbS)が合成されます。
HbSは酸素結合時に構造が変化しやすく、赤血球が硬くて鎌状(へこみ)になりやすくなります。その結果、血管を詰まらせやすくなり、激しい疼痛発作や組織損傷、臓器不全などの合併症を引き起こします。
主な症状と合併症
- 疼痛発作(血管閉塞による急性痛)
- 貧血・黄疸
- 脾臓や腎臓、肺などの臓器障害
- 感染症リスクの増加
治療は症状緩和と合併症予防が中心で、血液検査や遺伝子検査で診断されます。
