再発性ホジキン病(ホジキンリンパ腫)
ホジキン病は、リンパ節やリンパ組織に発生するがんです。リンパ節の細胞が制御不能に増殖すると、周囲の組織を圧迫したり、リンパ系全体に広がったりします。これらは「リンパ腫」と呼ばれますが、顕微鏡で観察される特有の細胞像に基づき、ホジキン病という特定のタイプに分類されます。
再発性ホジキン病は、一次治療で寛解に至った後に癌が再び現れる状態を指します。再発は、元のリンパ節部位でも、骨、骨髄、肝臓、肺など全身の別部位でも起こり得ます。
耐性ホジキン病と再発ホジキン病の違い
耐性(レジスタント)ホジキン病は、治療中もがんが縮小せず増殖し続ける状態で、再発とは別です。再発は、一次治療で完全寛解が得られた後に、再びリンパ系や他臓器に腫瘍が出現することを指します。
治療法
再発性ホジキン病の治療は、一次治療と類似したアプローチが取られます。化学療法、幹細胞移植、放射線療法が主な選択肢で、子どもでも大人でも同様のプロトコルが用いられます。
再発予防
再発を防ぐ確実な方法はまだ確立されていませんが、初回診断時に高用量放射線を使用することで再発リスクが低減する可能性が示唆されています(詳細は参考文献をご参照ください)。
フォローアップ検査
寛解後は定期的な検査が必要です。CTやPETスキャンを用いて、原発部位や全身に再発がないか確認します。経過が長く寛解が続くほど再発リスクは低下するため、検査間隔は徐々に延長されます。
予後
イギリス・サリーのがん研究所による研究では、再発性ホジキン病患者44例(年齢7〜80歳、中央値32歳)を対象に、化学療法後の救済放射線療法を実施した結果、5年生存率は38%、10年生存率は23%と報告されています。
