ホジキン病の化学療法

症状

ホジキン病の診断前にまずがんの「ステージング」を行い、進行度や患者の年齢・体調・体格・薬剤反応を評価します。主な症状は、首・脇の下・鼠径部の明らかな腫れ、原因不明の頻繁な発熱や悪寒、夜間の発汗、体重減少、かゆみです。

治療法

子どもも大人も、ホジキン病の標準治療は化学療法と放射線療法の併用です。

化学療法は経口、筋肉注射、点滴のいずれかで投与され、薬剤は組み合わせて使用されます。代表的なレジメンは以下の通りです。

  • ABVD(アドリアマイシン、ブレオマイシン、ビンブラスチン、ダカルバジン)
  • MOPP(メクロレチアミン、ビンクリスチン、プレドニゾン、プロカルバジン)
  • MOPPとABVDの交互投与
  • ChIVPP(クロラムブシル、ビンブラスチン、プロカルバジン、プレドニゾン)
  • Stanford V(ドキソルビシン、ビンブラスチン、メクロレチアミン、ブレオマイシン、ビンクリスチン、エトポシド、プレドニゾン)
  • BEACOPP(シクロホスファミド、アドリアマイシン、エトポシド、ビンクリスチン、ブレオマイシン、プロカルバジン、プレドニゾン)

新薬の臨床試験に参加することも可能です。希望する場合は治療開始時に医師に相談しましょう。

化学療法の副作用

がん細胞だけでなく正常細胞も破壊されるため、様々な副作用が現れます。

一般的で一時的な副作用は、吐き気・嘔吐、下痢または便秘、脱毛、体重変動、抑うつ、口内炎、白血球減少(白血球数低下)などです。多くは対症薬で管理できます。

重篤または長期にわたる副作用としては、好中球減少、貧血、末梢神経障害、肝腎障害、血小板減少、アレルギー反応、腫瘍崩壊症候群などがあります。

小児・思春期のフォローアップ

治療後も長期的な副作用が出ることがあるため、定期的な検査が必須です。主な遅発性障害は、生殖能力、甲状腺、心臓、肺の機能障害、二次がんのリスク増加、骨の成長障害などです。リスクは治療時の年齢、使用した治療法、遺伝的要因に左右されます。

治療後の予後

早期に発見されたホジキン病は治癒可能とされ、治療成績は非常に良好です。Mayo Clinicによると、ステージI・IIの患者は5年生存率が95%に達します。ステージIII・IVでは5年生存率は約60〜70%です。

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