毛状細胞白血病の治療法は?
毛状細胞白血病は、血液と骨髄でゆっくりと進行するがんです。顕微鏡で癌細胞に毛状の突起(絨毛)が見られることからこの名が付いています。慢性疾患であり、完治は難しいものの、治療により長期間寛解に入ることがあります。
様子見
病状が非常にゆっくり進行する場合、すぐに治療を開始しない「様子見」の選択肢があります。毛状細胞白血病には根治療法がないため、症状や検査値に変化が出たときに初めて治療を検討します。マヨクリニックによれば、他のがんと異なり、病期に関係なく治療が可能です。
化学療法
治療が必要と判断された場合、第一選択は化学療法です。主にクロドラビン(Cladribine)とペントスタチン(Pentostatin)の2薬が使用されます。
- クロドラビンは7日間の連続静脈投与が標準で、数年にわたる寛解が期待できます。
- ペントスタチンは2〜6か月の期間で、2週間ごとに投与され、同様に高い寛解率を示します。
生物学的治療
化学療法が適さない患者には、生物学的治療が選択されます。インターフェロンαやリツキシマブなどの薬剤を用いて、患者自身の免疫系が癌細胞を認識し、攻撃できるようにします。
脾臓摘出術(脾切除)
脾臓を摘出することで血液中の血球数が改善されることがありますが、出血や血管炎、感染症リスクの増加といった合併症もあります。
サポート
寛解後も定期的な血液検査と医師のフォローが必要です。精神的な不安やうつ状態になりやすいため、家族や友人、患者支援団体との交流が重要です。米国国立がん研究所(NCI)や各地域の支援団体が情報提供や交流の場を提供しています。
