脊髄髄膜瘤(スピナ・ビフィダ・システィカ)とは何か?
概要
脊髄髄膜瘤(スピナ・ビフィダ・システィカ、別名:脊髄膜ヘルニア)は、脊椎と脊髄の形成が不完全なために起こる重度の先天性疾患です。神経管閉鎖障害の一種で、脊髄や周囲の髄膜が背部の開口部から突出します。
症状
- 背部に嚢状の突出が見られる
- 下肢の筋力低下や麻痺
- 排尿・排便失禁
- バランスや協調運動の障害
- 学習障害や知的障害
- 痙攣発作
治療法
- 背部の開口部を閉じる外科手術
- 脳内の液体貯留(水頭症)に対する治療
- 理学療法・作業療法・言語療法
- 特別支援教育
原因とリスク要因
正確な原因は不明ですが、遺伝的要因と環境要因の組み合わせが関与すると考えられています。主なリスク要因は以下の通りです。
- 家族に脊髄髄膜瘤の既往がある
- バルプロ酸など特定の薬剤の使用
- 妊娠中の糖尿病
- 肥満
- 葉酸不足
予防策
完全に防げる方法はありませんが、リスクを低減するための対策があります。
- 妊娠前・妊娠中の葉酸サプリメントの摂取
- バランスの取れた食事
- 適正体重の維持
- アルコールとたばこの回避
- 糖尿病の適切な管理
まとめ
脊髄髄膜瘤は生涯にわたる影響を及ぼす可能性がありますが、早期診断と適切な治療により、多くの子どもが充実した生活を送ることができます。
