白血病の概要と治療法
白血病は血液や骨髄に影響を及ぼすがんです。白血球が異常に増えることが特徴で、種類や進行速度により治療方針が異なります。
白血病の種類
白血病は大きく4つに分類されます。2つはゆっくり進行する慢性型、残りの2つは急速に増殖する急性型です。
- 慢性リンパ性白血病(CLL)/急性リンパ性白血病(ALL):リンパ球に影響します。
- 慢性骨髄性白血病(CML)/急性骨髄性白血病(AML):骨髄系細胞に影響します。
白血病の実態
年齢に関係なく発症しますが、60歳以上の成人に多く見られます。成人で最も一般的なのは慢性リンパ性白血病で、年間約15,000件が診断されています。小児では急性リンパ性白血病が主です。慢性骨髄性白血病は成人に限られますが、急性骨髄性白血病は子どもでも発症します。
主な症状
症状は白血病の種類と進行度によって異なります。
- 慢性白血病:初期は無症状で、健康診断の血液検査で偶然見つかることが多い。
- 急性白血病:頭痛、意識障害、筋力低下、けいれんなどが現れることがあります。
- 全タイプ共通:倦怠感、原因不明の体重減少、リンパ節腫脹、夜間の発汗、関節痛など。
診断方法
血液検査で血球数や白血球の異常を確認し、顕微鏡で細胞形態を観察します。骨髄穿刺による生検は白血病細胞の確定診断に有効です。治療経過中も定期的に検査を行い、治療効果を評価します。
治療の選択肢
白血病のタイプと患者の全身状態に応じて治療法が決まります。
- 急性白血病:速やかな治療が必要で、化学療法が中心。
- 慢性白血病:症状が出るまでは経過観察が行われ、症状が出た段階で治療開始。
主な治療法は以下の通りです。
- 化学療法:経口または点滴で抗がん剤を投与し、白血病細胞を死滅させます。
- 放射線療法:がん細胞が集まる部位に高エネルギー放射線を照射します。
- 幹細胞移植:高用量の化学療法や放射線療法後に、健康な幹細胞を移植して血液系を再構築します。
治療は個々のケースに合わせてカスタマイズされ、定期的なフォローアップが重要です。
