幼い子どもが急性リンパ性白血病と診断され、WBCが高くても感染が重大な問題になる理由
急性リンパ性白血病(ALL)における白血球増加と感染リスク
急性リンパ性白血病(ALL)では、白血球数(WBC)が異常に高くなることがありますが、これは健康な人が感染に対して成熟した好中球が増える場合とは根本的に異なります。ALL の場合、増加しているのは未熟なリンパ芽細胞(リンパブロスト)であり、これらは正常に機能する免疫細胞に分化できません。
未熟なリンパ芽細胞は感染と戦う能力が乏しいため、たとえ WBC が高くても実質的な免疫防御は低下しています。その結果、細菌、ウイルス、真菌などの様々な感染症にかかりやすく、再発や重症化が頻繁に起こります。
要するに、ALL の子どもは「白血球は多い」ものの、機能的に未熟な細胞が占めているため、免疫系が著しく障害されており、感染が大きな問題となります。
