白血病とリンパ腫の概要
白血病
原因と概要
白血病は骨髄(骨の柔らかい組織)で発生します。健康な骨髄は血小板、白血球、赤血球などの血球を産生し、血液凝固や酸素運搬、感染防御などの役割を担います。白血病患者では異常な細胞が無制限に増殖し、正常な血球の生成を妨げます。
タイプと主な症状
- 慢性白血病:進行がゆっくりで、症状が数年現れないこともある。
- 急性白血病:急速に悪化し、すぐに体調不良を引き起こす。
- 骨髄性白血病:骨髄系白血球ががん化。
- リンパ性白血病:リンパ球ががん化。
共通の症状として、出血やあざができやすい、極度の倦怠感、脾臓の腫大(腹部膨満)や頭痛などが挙げられます。
リンパ腫
概要
リンパ腫はリンパ節や腸・胃のリンパ組織に始まります。約35種類があり、大きく分けてホジキン型と非ホジキン型の2カテゴリに分類されます。非ホジキン型は正常細胞と共に増殖し、脾臓や肝臓へ転移することがあります。ホジキン型は特徴的なリード・スターンバーグ細胞が認められます。
主な症状
- 非ホジキン型:痛みのないリンパ節腫脹が最も一般的。
- その他の症状:極度の疲労、かゆみ、息切れ、発熱、悪寒など。
- ホジキン型:上記に加えて発熱や悪寒が頻繁に見られます。
治療法
- 白血病:患者の年齢、病期、全身状態に応じて、化学療法、放射線療法、幹細胞移植などが選択されます。急性白血病は寛解が可能ですが再発リスクがあります。慢性白血病は寛解よりも病状の管理が中心です。
- 非ホジキン型リンパ腫:化学療法単独、放射線療法、化学療法+放射線、幹細胞移植の4つのアプローチがあります。
- ホジキン型リンパ腫:治癒率が最も高く、主に化学療法と放射線療法の併用が標準治療です。
