|  | 健康と病気 >  | がん | 肝臓がん

肝障害が浮腫を引き起こす理由

アルブミン産生の低下

肝臓は血液中の浸透圧を保つアルブミンを合成します。肝機能が低下するとアルブミンの産生が減少し、血液の浸透圧が低くなるため、血管から組織へ水分が漏れ出し、浮腫が生じます。

体内の水分・ナトリウムバランスの乱れ

肝臓はナトリウムと水分の調節に関与しています。肝障害によりこの調節機能が障害されると、ナトリウムと水分が体内に過剰に保持され、さらに浮腫が悪化します。

門脈圧亢進

肝障害は門脈系の血流抵抗を高め、門脈圧が上昇します。結果として血管から腹腔へ液体が漏れ出し、腹水(腹部の浮腫)が形成されます。

リンパうっ滞

肝機能低下はリンパ系の流れにも影響し、組織から余分な液体を排出するリンパ管がうっ血します。このリンパうっ滞も体液貯留と浮腫の原因となります。

以上のように、アルブミン産生低下、体内水分調節障害、門脈圧亢進、リンパうっ滞といった複数の要因が重なり合って、肝障害は浮腫を引き起こします。

肝臓がん - 関連記事