FLIPIスコアと濾胞性リンパ腫
濾胞性リンパ腫とは
濾胞性リンパ腫はリンパ腺に発生するがんで、進行は遅く(インドレント)ですが、根治が難しく治療も困難です。全症例の約33%が、より攻撃的なB細胞リンパ腫へと転移します。
FLIPIスコアの重要性
米国がん協会によれば、濾胞性リンパ腫は全リンパ腫症例の約20%を占めます。FLIPI(Follicular Lymphoma International Prognostic Index)は、患者の予後を評価するために用いられます。Oxford Journals Annals of Oncology によると、FLIPIスコアは組織学的転移(組織の微細変化)を追跡する上で不可欠であり、変化が始まるとB細胞リンパ腫へ進行し、予後が著しく悪化します。
FLIPIスコアの構成要素と評価方法
FLIPIスコアは、約4,100人の国際的な濾胞性リンパ腫患者を対象とした長期研究に基づき、以下の5つの因子で予後を評価します。
- 年齢(60歳以上か)
- 腫瘍(結節)の数(5個以上か)
- 病期(IIIまたはIV期か)
- 赤血球数(貧血の有無)
- 血清LDH値(正常上限を超えているか)
これらの因子を基にスコアが1〜3に分類され、1は低リスク、2は中リスク、3は高リスクを示し、B細胞リンパ腫への転移リスクを示します。
