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幹細胞・骨髄移植のリスクとは?

がんなどの重篤な疾患に対して、化学療法や放射線療法で骨髄や幹細胞が破壊された場合、健康なドナーから採取した細胞を移植し、患者の免疫システムを再構築します。しかし、命を救うこの移植にはさまざまなリスクが伴います。

感染症

骨髄が破壊されると免疫力が低下し、通常は問題とならない軽度の感染症でも重症化しやすくなります。移植前に抗生物質を投与し、感染の予防・早期治療が行われますが、体力が弱いため感染が急速に進行することがあります。

粘膜炎(ムコシス)

移植前の化学療法の毒性により、口腔や咽喉の粘膜が損傷し、痛みや飲食困難を引き起こすことがあります。これは生命を脅かすものではありませんが、痛み止めや口腔洗浄液、点滴による対処が必要です。

移植片対宿主病(GVHD)

移植された骨髄が患者の体を「異物」と認識し、免疫反応が過剰になることで皮膚、腸、肝臓などに障害が生じます。免疫抑制剤で治療しますが、炎症や線維化といった副作用があります。一方、同時に腫瘍を攻撃する「移植片対腫瘍効果(GVT)」という有益な側面もあります。

その他の合併症

短期的には発疹、黄疸、下痢、嘔吐、食欲不振、脱毛、口内潰瘍、疲労などが現れます。長期的には白内障、二次がん、不妊、腎・肝・心・肺の機能障害などのリスクがあります。

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