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リンパ腫の種類と概要

米国国立がん研究所(NCI)の推計によると、2009年に約74,000人の成人がリンパ腫と診断され、約21,000人がこの病で死亡しました。リンパ腫はリンパ系(リンパ節、胸腺、脾臓、骨髄)に発生する悪性腫瘍です。主なタイプはホジキンリンパ腫(ホジキン病)と非ホジキンリンパ腫の2つです。米国がん協会は、これら2種類が増殖速度、転移パターン、治療への反応が異なると説明しています。

非ホジキンリンパ腫

非ホジキンリンパ腫は、リンパ球という白血球の一種ががん化して腫瘍を形成します。ホジキン病に比べはるかに多く、全リンパ腫の大部分を占めます。

非ホジキンリンパ腫はB細胞系とT細胞系の二つに大別され、約85%がB細胞起源、残りの15%がT細胞起源です。骨髄移植や幹細胞移植後に発症するケースは主にB細胞系です。

ホジキンリンパ腫

ホジキンリンパ腫は、リード・スターンベルグ細胞(主にBリンパ球由来の巨大細胞)の存在が特徴的な免疫系のがんです。発症年齢は15歳から40歳が多く、20代で診断されるケースが最も多いです。主な亜型は古典型ホジキンリンパ腫と結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫です。

症状

ホジキンリンパ腫・非ホジキンリンパ腫ともに共通する症状として、リンパ節の腫脹、体重減少、腹部の痛みや腫れ、夜間の発汗、発熱、慢性的な倦怠感があります。また、胸痛、呼吸困難、激しいかゆみ、食欲不振に伴う体重減少が見られることもあります。

治療

腫瘍の増殖が緩やかな場合、医師は「経過観察」(watch‑and‑wait)を選択し、治療開始を1年以上遅らせることがあります。

多くの場合、化学療法、放射線療法、そして必要に応じて幹細胞移植が標準的な治療法です。

予後

国立がん研究所のデータによれば、リンパ腫全体の5年生存率は約70%です。米国がん協会の報告では、非ホジキンリンパ腫の5年相対生存率は約65%、ホジキンリンパ腫の患者は診断後5年で約85%が生存しています。

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