原発性中枢神経系リンパ腫(PCNSL)について
原発性中枢神経系リンパ腫(PCNSL)は、非ホジキンリンパ腫の一種で、脳、脊髄、眼に限局して発生します。成人の原発性脳腫瘍の中で最も頻度が高いとされています。
リスク要因
PCNSLの発症リスクは以下の要因と関連しています。
- 免疫不全:HIV/AIDSや臓器移植後の免疫抑制療法を受けた患者はリスクが高まります。
- 年齢:50歳以上の成人に多く見られます。
- 性別:男性の方が女性よりやや高い傾向があります。
主な症状
腫瘍の位置により症状は多様ですが、代表的なものは以下の通りです。
- 頭痛
- けいれん
- 視力障害
- 言語障害
- 四肢の脱力・しびれ
- 意識障害・混乱
- 記憶障害
- 吐き気・嘔吐
診断
PCNSLの診断は、MRIやCTなどの画像検査と、腫瘍組織の生検を組み合わせて行います。
治療
標準的な治療は手術、放射線療法、化学療法の併用です。主な目的は腫瘍の除去と再発予防です。
予後
予後は腫瘍の部位、患者の年齢・全身状態、病期などに左右されます。5年生存率は約60%と報告されています。
