メペタブ(ペチジン)とは?
メペタブの定義
メペタブ(別名ペチジン)は、モルヒネと同様の鎮痛作用を持つ合成オピオイドです。モルヒネに比べて、作用開始が速く、持続時間が短く、呼吸抑制や依存のリスクが低いとされています。
主な用途と適応症
術後痛、外傷痛、がん性疼痛などの中等度から重度の疼痛緩和に使用されます。また、分娩時の疼痛緩和にも用いられます。投与経路は経口、筋肉内、静脈内、直腸投与が可能です。
薬理作用
メペタブはμ‑オピオイド受容体のアゴニストとして中枢神経系の痛覚伝導を抑制し、疼痛感覚を低減します。さらに、抗コリン作用や抗ヒスタミン作用もあり、鎮痛効果を補助します。
主な副作用
吐き気、嘔吐、便秘、めまい、眠気、鎮静が最も一般的です。まれに呼吸抑制、低血圧、気管支痙攣、けいれんが報告されています。
禁忌・注意事項
本剤に対する過敏症、喘息やその他の呼吸器疾患、麻痺性腸閉塞のある患者には禁忌です。肝・腎機能障害のある高齢者、妊娠・授乳中の女性は慎重に使用してください。
薬物相互作用
アルコールや鎮静剤、睡眠薬、向精神薬などと併用すると、中枢抑制、呼吸抑制、低血圧が増強される恐れがあります。
過剰投与
過量投与により呼吸抑制、昏睡、最悪の場合は死亡に至ります。治療は機械的換気などの支持療法と、オピオイド拮抗薬であるナロキソンの投与が中心です。
投与方法と用量例
成人の経口標準用量は50〜100 mgを3〜4時間ごとに投与します。筋肉内・静脈内投与は25〜100 mgを同様の間隔で、直腸投与は50〜100 mgを4〜6時間ごとに行います。
妊娠中の使用
分娩期を含む妊娠中の使用は推奨されません。胎盤を通過し、新生児に呼吸抑制を引き起こす可能性があります。
