ディスメトリア(運動失調)とは何か
ディスメトリアとは
ディスメトリアは、動作を行う際に必要な距離や力を正確に判断できなくなる神経学的障害です。主に小脳(頭部後方に位置し、運動の調整を司る)の損傷が原因で起こります。
主な症状
上肢・下肢の両方に影響し、物を取る、歩行、文字を書くといった日常動作が困難になります。さらに、振戦、バランス障害、言語障害を伴うこともあります。
ディスメトリアの種類
ハイパーメトリア(過伸)
動作の目標を超えてしまうタイプです。例として、コーヒーカップに手を伸ばす際に手が届きすぎてカップを倒してしまうことがあります。
ヒポメトリア(不足)
目標に届かないほど手が短くなるタイプです。コーヒーカップに手を伸ばしても届かず、カップに触れられないことがあります。
アシナーギア(協調障害)
複数の筋群間の協調が取れず、歩行時に脚と腕の動きが同期しないなどの症状が現れます。
意図性振戦
随意運動中に出現する振戦で、小脳や小脳と脊髄を結ぶ経路の障害が原因とされます。
治療法
ディスメトリアは生活の質を低下させることがありますが、リハビリテーションや作業療法、言語療法などで症状の改善が期待できます。重症例では外科的介入が検討されることもあります。
