ミオセル(筋膜ヘルニア)とは何か?
ミオセル(筋膜ヘルニア)とは
ミオセル(別名メニンゴケレ・スプリア)は、筋肉が皮膚を通して突出する状態を指します。先天的に起こる場合と外傷による場合があります。
原因
先天性ミオセルは稀で、以下の疾患と関連しています。
- 脊髄裂(スパイナル・ディスラフィズム)
- 神経線維腫症
外傷性ミオセルは、裂傷、穿刺、圧砕傷などが原因で起こります。筋肉が欠損部を通って突出すると、周囲は筋膜の帯で囲まれます。皮膚と筋膜の欠損部から筋肉が突出し、嚢(サック)を伴わない場合は、肉団子のような突出になります。
臨床所見
両方のタイプで共通して認められる所見は次の通りです。
- 軟らかい腫瘤:皮膚下に柔らかい腫れがある
- 圧痛:触診で痛みを感じる
- 咳や用力時のインパルス:腹圧上昇により腫瘤が張ったり大きくなったりする(必ずしも出現しないこともある)
治療
ミオセルの治療の第一選択は、突出した筋肉を外科的に切除し、層状に創部を一次閉鎖する手術です。神経血管構造が損傷する危険性があるため、緊急処置としては行わず、計画的に手術を行うことが推奨されます。
