アスベスト曝露がもたらす長期的影響
石綿肺(アスベスト症)
石綿肺は、肺の外側を覆う胸膜が厚くなり、肺が十分に膨らまず正常に機能しなくなる病気です。主な症状は息切れ、胸痛、咳、倦怠感です。2020年時点で根本的な治療法は確立されておらず、酸素投与などで症状緩和を行います。
中皮腫(メソテリオーマ)
中皮腫は、石綿に初めて曝露してから最大60年後に発症することがある悪性腫瘍です。胸膜や腹膜など、内臓表面を覆う中皮細胞ががん化します。診断後の平均余命は約3年で、現在も有効な治療法は限られています。
石綿曝露を防ぐためのポイント
- 石綿を扱う際は、専門的な訓練を受けた人だけが作業し、手工具を使用して電動工具の使用は避ける。
- 標準的な防塵マスクでは不十分です。専用の石綿用呼吸防護具を着用し、粉塵の吸入を防止する。
- 石綿除去作業では、発生した粉塵をすぐに吸引できる高性能バキュームを使用する。
