良性腫瘍とは何か?
良性腫瘍は、がんではない細胞の増殖で、通常は深刻な健康問題を引き起こしません。体のさまざまな部位にでき、しこりや腫れとして現れます。成長は遅く、周囲の組織に侵入しないのが特徴です。悪性腫瘍と異なり、他の部位へ転移することはありません。
主な良性腫瘍の例
1. 脂肪腫(リポーマ)
皮膚の下にできる柔らかい脂肪の腫瘍で、背中、腹部、太もも、腕などに多く見られます。痛みがなく、自由に動かすことができます。
2. 子宮筋腫
子宮の筋層にできる非癌性の腫瘍です。月経過多や長引く出血、骨盤痛、排尿障害などの症状を引き起こすことがあります。
3. 腺腫
腺組織から発生する良性腫瘍で、結腸、甲状腺、乳房、副腎などさまざまな臓器に現れます。
4. 血管腫
血管が過剰に増殖した腫瘍で、乳児や幼児に多く、赤や紫色のほくろのように見えます。
5. 皮脂腺嚢胞
皮脂腺が形成する非癌性の嚢胞で、顔や首、背中にできやすく、一般的に痛みはありません。
6. ガングリオン嚢胞
関節や腱の近くに液体がたまった嚢胞で、手首や足にできることが多いです。痛みは少ないものの、神経を圧迫すると不快感が生じます。
7. 甲状腺結節
甲状腺にできる良性結節は多く、通常は症状が出ませんが、稀に悪性化することがあるため、定期的な観察が必要です。
良性腫瘍は概ね無害ですが、痛みや機能障害、がん化のリスクがある場合は治療が必要です。体に新たなしこりや異常を感じたら、早めに医療機関で診断を受けましょう。
