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中皮腫とはどのようながんか

中皮膜は、腹腔や重要な臓器の内側を覆う細胞と組織からなる膜です。この膜は心臓、肺、男女ともに内部生殖器を保護する役割を果たします。中皮腫は、この中皮膜を構成する細胞ががん化したものです。

歴史

中皮腫は1960年に南アフリカで、アスベスト鉱山で働く男性の間で最初に報告されました。1974年に初めてアスベスト曝露と中皮腫の因果関係が医学界で正式に認められ、以後、アスベスト曝露ががん発症の主な要因であることが広く受け入れられています。曝露からがんが発症するまでに30年以上かかることもあります。

タイプ

  • 心膜中皮腫:心臓を包む膜に発生
  • 腹膜中皮腫:腹腔の内側の膜に発生
  • 胸膜中皮腫:肺を覆う胸膜に発生
  • 精巣中皮腫:男性の精巣を包む膜に発生

診断

中皮腫は希少がんであり、米国では年間約3,000例しか報告されていません。そのため、症状が他の疾患と似通っており、初期診断が難しいことが多いです。過去にアスベストに曝露した履歴が確認できれば、診断は比較的容易になります。

予後・影響

悪性中皮腫が確認された場合、予後はがんのタイプに左右されます。早期に診断すれば生存率は高くなります。全体の約10%の患者が診断後3年生存していますが、早期に発見された患者ははるかに高い生存率を示します。特に腹膜中皮腫では、約34%の患者が5年生存を達成しています。良性でない限り、がんは急速に増殖・転移します。

理論・推測

一般に、患者の健康状態が良好であるほど生存率は上がります。中皮腫は稀な疾患であるため、長期的な予後に関する十分な研究はまだ不足しています。しかし、アスベスト曝露の有無が分かっている人は、健康的な生活習慣を心がけることでリスクを低減できる可能性があります。

考慮すべき点

中皮腫と診断され、かつ職場でのアスベスト曝露が証明できる場合、20年以上前の曝露であっても元雇用主に対して損害賠償を請求できる法的根拠があります。個別または集団訴訟を扱う弁護士に相談し、補償の対象になるかどうかを確認してください。

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