タバコ喫煙がもたらす健康被害
米国疾病予防管理センター(CDC)と米国外科医総長の報告によると、喫煙は最も防げる死亡・疾病原因です。毎年40万人以上がタバコ関連の合併症で命を落とし、ニコチン依存が多種多様な致命的疾患を引き起こします。
がん
喫煙者は炭酸ガスだけでなく、4,000種以上の化学物質を吸入します。その多くは有毒で、肺がんだけでなく子宮頸がん、腎臓がん、食道がん、喉頭がん、膵臓がん、胃がんのリスクを大幅に高めます。噛みタバコ(無煙タバコ)でも口腔がんや肺がんのリスクは同様に高いです。
心血管疾患
喫煙は血管を傷つけ、動脈硬化を促進します。その結果、脳卒中、血栓、高血圧、心臓病のリスクが上昇します。禁煙すれば心臓病リスクは半減し、15年後には非喫煙者と同等のリスクにまで低下します。
呼吸器疾患
喫煙は慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺炎、気管支感染症の原因となります。煙が肺の繊毛を損傷し、感染防御が弱まるためです。肺胞が煙で覆われると呼吸が困難になり、肺気腫へと進行します。肺気腫は不可逆的で、禁煙後も完全回復は望めません。
生殖・妊娠合併症
女性喫煙者は不妊リスクが高く、妊娠した場合は乳児突然死症候群(SIDS)や低出生体重児のリスクが増大します。また、死産や早産の危険性も高まります。
骨密度低下
喫煙はカルシウム吸収を阻害し、骨粗鬆症のリスクを高めます。特に閉経後の女性はエストロゲン低下に加えて喫煙の影響で骨折しやすくなります。男性でも骨量は減少しますが、女性ほど顕著ではありません。
