がんを引き起こすミネラルは何か?
アスベストとは
アスベストは自然に存在するシリケート系の鉱物繊維で、6種類があります。微細で柔軟な繊維が束になって環境中に存在し、耐熱性・耐化学性・耐電性に優れています。そのため、建築・電気・断熱などさまざまな産業で広く利用されてきました。
アスベストがもたらす健康リスク
アスベストは発がん性が確認されており、極めて低濃度でも繊維を吸入すると、以下のような疾患を引き起こす可能性があります。
- アスベスト症:肺に繊維がたまり、炎症や線維化が起こり、息切れ・咳・倦怠感などの症状が現れます。
- 肺がん:アスベスト症を伴わなくても、繊維が肺組織に直接作用し肺がんのリスクを高めます。
- 中皮腫(胸膜・腹膜のがん):比較的まれですが、非常に致死率の高いがんです。
これらの疾患は、繊維が肺や胸膜・腹膜の粘膜を刺激し、細胞の変異や増殖を促すことで発症します。
