多発性骨髄腫における圧縮骨折とは?

多発性骨髄腫は、骨髄の形質細胞ががん化する稀な疾患です。正常な骨髄が悪性形質細胞に置き換わり、骨が脆くなり免疫機能も低下します。主な症状は背中や肋骨の痛みで、これが診断のきっかけになることが多いです。

機能

  • 多発性骨髄腫では、骨髄から骨の外側へと骨溶解性病変が広がります。X線では穴のように見える軟らかい部位ができ、骨が弱くなり骨折しやすくなります。

意義

  • 患者の約75%が骨痛を訴え、特に脊椎の痛みが多いです。整形外科的処置は痛みのコントロールと機能・可動性の維持を目的とします。

種類

  • 椎体圧迫骨折は多発性骨髄腫で頻繁に見られます。骨が弱くなるため、通常の負荷や圧力で椎体が割れたり潰れたりします。

影響

  • 圧迫骨折により脊椎が短くなり、姿勢が前屈み(後弯)になります。疼痛に加えて、胸部・腹部の容積が減少し、肺機能低下や食欲不振など生活の質が低下します。

治療

  • 疼痛管理として非ステロイド性抗炎症薬が用いられます。放射線療法やビスホスホネート(骨吸収抑制薬)も疼痛軽減に有効です。
  • 外科的には、椎体内に骨セメントを注入する椎体形成術(ベリブロプラスティ)や、バルーンで空間を作りセメントを入れるバルーン・キュフォプラスティが行われます。

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