泌尿器腫瘍学とは
泌尿器腫瘍学は、男女共通の泌尿器系がんや男性性器に関わるがんの研究・治療を扱う医学分野です。主に腎臓、膀胱、前立腺、精巣のがんが対象となります。女性のがんは婦人科腫瘍学が担当します。
リスク要因
- 膀胱がん:年齢、喫煙、特定の細菌感染、職業上の化学物質曝露など。
- 腎臓がん:喫煙、肥満、高血圧、重金属曝露。
- 前立腺がん:加齢、家族歴。
- 精巣がん:家族歴、先天性異常(精巣・腎臓・陰茎の奇形)など。
主な症状
- 血尿、排尿時の痛み・灼熱感、頻尿(特に夜間)※膀胱・腎臓・前立腺がん共通。
- 腎臓がん:発熱、原因不明の体重減少、倦怠感、側腹部の持続的な痛み。
- 前立腺がん:尿の流れが弱くなる、排尿開始・停止が困難、勃起障害。
- 精巣がん:精巣の腫れ・肥大、陰嚢の痛み、鼠径部・背部・下腹部の痛み。
治療法
- 外科手術:腫瘍部位に応じて腎臓、膀胱、前立腺、精巣を切除。
- 放射線療法:局所制御や症状緩和に使用。
- 化学療法:全身性治療として併用。
- 前立腺がんの経過観察(アクティブ・サーベイランス)や待機的治療も選択肢の一つ。
副作用
- 手術:切除範囲により尿路再建や人工膀胱、透析依存、性機能障害、無精子症などが生じることがあります。
- 放射線:吐き気、嘔吐、下痢、排尿時の疼痛、皮膚刺激。
- 化学療法:倦怠感、吐き気・嘔吐、脱毛、口内炎、疼痛。
栄養管理
- 治療中は食欲低下や味覚変化、疲労感が起こりやすく、十分なエネルギーとたんぱく質の摂取が重要です。
- 泌尿器腫瘍専門医は、栄養士と連携し、個別の食事指導を行います。
