多発性骨髄腫の治療と副作用について

多発性骨髄腫は、形質細胞と呼ばれる白血球の一種ががん化した疾患です。形質細胞は抗体を産生し、免疫システムの重要な役割を担いますが、がん化すると不要な形質細胞が増殖し、腫瘍や骨障害を引き起こします。

症状

  • 頻尿や脱水感
  • 背部やその他の骨の疼痛(骨折しやすくなる)
  • 便秘、吐き気、体重減少
  • 倦怠感・疲労感、頻繁な発熱や感染症
  • 貧血や骨粗鬆症による骨折(特に脊椎)

診断

血液検査や尿検査で異常が見つかることが多く、特にBence‑Jones蛋白やMタンパク質の検出が重要です。血中カルシウム濃度やβ2‑ミクログロブリン、貧血の有無も評価します。骨の病変はX線、CT、MRIで確認し、確定診断のために骨髄生検が行われます。

治療

主な治療法は化学療法と放射線療法です。化学療法は静脈注射または経口投与でがん細胞を直接殺傷し、放射線療法は局所的または全身的に高エネルギー線を照射して腫瘍を縮小し、疼痛を緩和します。

化学療法の副作用

使用する薬剤により副作用は異なりますが、共通して以下のような症状が報告されています。

  • 注射部位の反応、食欲不振、口内乾燥、金属味
  • 吐き気・嘔吐、下痢・便秘、脱水
  • 血小板減少による出血傾向、血栓、貧血
  • 脱毛、倦怠感、発熱、めまい、体重減少
  • 筋肉痛、寒気、皮膚紅潮、睡眠障害、胸焼け

放射線療法の副作用

放射線は比較的副作用が少ないとされていますが、照射部位や線量により以下の症状が現れることがあります。

  • 吐き気、倦怠感、血球減少(特に白血球)
  • 照射部位の皮膚炎や脱毛
  • 近接する臓器への影響(例:肺、腎臓、胃)

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