10代のがんに関する事実
がんとは?
がんは、細胞が異常に増殖し、正常な細胞を押しのけて増えていく病気です。通常の細胞は増えて分裂し、やがて死滅しますが、がん細胞は長く生き続け、分裂を繰り返すため、体内に異常な細胞が蓄積します。
原因
がんの原因は遺伝的要因や環境要因など様々です。紫外線の過剰曝露や喫煙は特定のがんを引き起こすことがありますが、10代のがんの多くは原因が特定できません。「ただ起こる」ケースが大半です。家族にがん患者がいるとリスクは上がりますが、直接的な原因ではなくリスク因子にすぎません。
がんは感染しない
がんは伝染病ではありません。キスや食器の共有、握手、抱擁などでがんが他人に移ることはありません。
がんは治療できるか?
10代のがんの大半は治療可能です。治療を受けた多くの若者は、健康で充実した長寿を全うしています。治療の副作用はありますが、薬や生活習慣の工夫で管理できます。米国セントジュード小児研究所のデータによると、現在の10代のがんの生存率は約85%で、30年前の約60%から大幅に向上しています。医療技術の進歩に伴い、今後さらに生存率は上がると期待されています。
10代に多いがんの種類
- リンパ腫:リンパ節に発生するがん。
- 白血病:血液、特に白血球に関わるがん。
- 脳腫瘍:脳にできるがん。
- 肉腫:軟部組織や骨など結合組織にできるがん。代表的なものに骨肉腫(オステオサルコーマ)とユウイング肉腫があります。
薬物治療
がんの治療にはさまざまな薬が使用されます。最も一般的なのは化学療法で、点滴で投与され、がん細胞の増殖を抑えますが、吐き気や脱毛などの副作用があります。これらの副作用を緩和するために制吐剤が処方されることが多いです。また、がん患者はうつ状態になることがあるため、抗うつ薬が使われることもあります。ステロイドは免疫系を助け、痛みが強い場合は鎮痛剤が処方されます。
