平滑筋肉腫(レイオミオサルコーマ)について

平滑筋肉腫(レイオミオサルコーマ)は、体の結合組織を侵す悪性腫瘍で、成人・小児の軟部組織肉腫の7〜11%を占めます。50歳以上に多く見られ、原因は不明です。以下にリスク要因、タイプ、ステージ、症状、治療法をまとめました。

リスク要因

  • 原因は明確ではありませんが、遺伝的変異を持つ家系、既往のがん、エプスタイン・バールウイルス感染、AIDS、腎移植後の免疫抑制療法、放射線治療、特定化学物質への曝露などがリスクを高めます。

タイプ

  • 平滑筋肉腫は細胞の異形度により低悪性度(低グレード)と高悪性度(高グレード)に分類されます。低グレードは細胞がほぼ正常組織に近く、増殖が遅く転移しにくいのに対し、高グレードは細胞形態が著しく異常で、増殖が速く転移しやすいです。

ステージ

  • 腫瘍のサイズと転移の有無でステージが決まります。婦人科以外の平滑筋肉腫は以下の基準で評価されます。
    ・Stage 1A:低グレード、5cm未満、表在または深部、転移なし。
    ・Stage 1B:低グレード、5cm超、表在、転移なし。
    ・Stage 2A:低グレード、5cm超、深部、転移なし。
    ・Stage 2B:高グレード、5cm未満、表在または深部、転移なし。
    ・Stage 2C:高グレード、5cm超、表在、転移なし。
    ・Stage 3:高グレード、5cm超、深部、転移なし。
    ・Stage 4:リンパ節または遠隔転移あり。

症状

  • 腫瘍の大きさと部位により症状は異なりますが、主な症状は痛みを伴わない腫瘤や腫れ、神経や筋肉が圧迫されることによる疼痛・圧痛、歩行障害や四肢の使用困難などです。

治療法

  • 治療は患者の年齢、病期、全身状態、治療への耐性、本人の希望を考慮して決定します。外科的切除が基本で、必要に応じて化学療法や放射線療法で腫瘍縮小・制御を行います。感染予防や合併症管理を含む支持療法も重要です。

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