平滑筋腫(平滑筋肉腫)の診断方法

平滑筋腫(leiomyosarcoma)は平滑筋由来の悪性腫瘍です。多くの文献では胃腸間質腫瘍(GIST)の一種として位置付けられ、主に胃や小腸に発生し、稀に食道でも認められます。

診断手順

  1. 平滑筋腫は症状が多様です。小さな腫瘍は無症状で偶然発見されることが多いですが、腫瘍が大きくなると疼痛や出血を伴うことがあります。

  2. 大型腫瘍では吐血や血便がみられ、触知可能な腫瘤が触れることがあります。また、約20%の症例で穿孔を起こすことがあります。

  3. 造影剤(静脈内・経口)を使用したCT検査は腫瘍の範囲評価に最適です。小さな腫瘍は滑らかで境界がはっきりした腫瘤として映り、巨大腫瘍は壊死や不整形の形状を示すことがあります。

  4. MRI検査では、T1強調画像で筋肉と同等の信号強度(等信号)を示し、T2強調画像で高信号を示すことが多いです。

  5. 最終的な診断は組織学的検査で行います。細針吸引生検(FNA)で採取した組織を免疫染色で評価しますが、腹膜穿孔や腫瘍播種のリスクがあるため、必ずしも実施されるわけではありません。

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