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卵巣がんの種類と治療法

概要

がんと診断されると生活は一変します。卵巣がんはかつて「沈黙の殺し屋」と呼ばれましたが、医療技術の進歩により早期発見が進み、5年生存率は約93%と高い回復率が期待できます。

卵巣がんの主なタイプ

  • 性索・間質腫瘍(Sex Cord‑Stromal Tumors)

    性索や性腺間質由来の細胞からなる腫瘍で、全卵巣腫瘍の約10%を占めます。Johns Hopkins Pathologyによると、患者の約70%がステージⅠで診断されます。代表的なサブタイプは以下の通りです。

    • セルトリ‑レイディッグ腫瘍:月経不順、声がかすれる、閉経前の月経停止、顔面毛の増加などの症状が出ます。
    • 顆粒細胞腫瘍、セルトリ細胞腫瘍、卵胞腫、レイディッグ細胞腫瘍、線維腫、硬化性間質腫瘍、線維肉腫
  • 胚細胞腫瘍(Germ Cell Tumors)

    卵巣腫瘍の約20%を占め、胚性の原始胚細胞に由来すると考えられています。最も頻度が高いのはジスジェルミノーマで、全胚細胞腫瘍の約50%を占めます。主なサブタイプは以下の通りです。

    • ジスジェルミノーマ、ポリエンブリオーマ、混合胚細胞腫瘍、奇形腫(成熟型・未成熟型・単系型)
    • 卵黄嚢腫瘍、胚胎癌、絨毛癌
  • 上皮性卵巣腫瘍(Epithelial Ovarian Tumors)

    悪性卵巣腫瘍の80〜90%を占め、5つの組織型に分類されます。

    • 漿液性(卵管上皮様)
    • 粘液性(胃腸管または子宮頸部上皮様)
    • 子宮内膜様(増殖期子宮内膜様)
    • 透明細胞(妊娠期子宮内膜様)
    • 移行上皮様(尿路上皮様)

治療法

手術が最も一般的な治療手段です。婦人科腫瘍専門医が卵巣、子宮、卵管、リンパ節、そしてがんが転移しやすい腹膜(オメンタム)を含む広範囲の切除を行います。手術中に腹腔内の組織や液体を採取し、病理検査でがんのステージを確定し、必要に応じて化学療法や放射線療法を追加します。

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