両卵巣が卵胞嚢胞と軽度の間質増殖で拡大しているとは?
卵巣の概要
卵巣は子宮の左右に位置する、アーモンド大の女性の生殖器官です。卵子の成熟と、エストロゲンやプロゲステロンといった性ホルモンの産生を担います。
卵胞嚢胞とは
卵胞嚢胞は卵巣表面にできる液体で満たされた嚢胞で、ほとんどの場合は良性です。自然に消失することが多く、特別な治療が不要なことが一般的です。
間質増殖(ストローマ増加)とは
卵胞を取り囲む卵巣組織(間質)が厚くなり、細胞数が増える状態を指します。卵胞嚢胞と同時に見られることがあり、肥大した卵巣の原因の一つと考えられます。
卵巣が拡大し、卵胞嚢胞と間質増殖が認められる主な原因
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)— 男性ホルモン(アンドロゲン)の過剰が原因で、複数の卵胞嚢胞と間質肥厚が生じます。
- ホルモンバランスの乱れ — 甲状腺機能低下症やクッシング症候群などが卵巣に影響し、肥大や嚢胞形成を引き起こすことがあります。
- 薬剤の影響 — 不妊治療で使用される排卵誘発薬などが卵巣を刺激し、嚢胞が多数できることがあります。
- 稀な疾患や腫瘍 — 卵巣や下垂体にできる腫瘍がホルモン分泌に関与し、卵巣の肥大と嚢胞形成を招くことがあります。
対処と診断
正確な原因を特定するためには、超音波検査や血液検査などの精密検査が必要です。必ず専門医に相談し、適切な治療計画を立てましょう。
