フルタミド(抗アンドロゲン薬)の主な副作用と注意点

フルタミドは前立腺がんの治療に用いられる抗アンドロゲン薬で、他の抗がん剤と併用することで効果が高まります。女性は使用すべきではありませんが、投与中に様々な副作用が報告されています。

肝臓障害

  • 肝炎や肝毒性が報告され、1990年代には重篤な肝障害で死亡例もありました。
  • アルカリホスファターゼや血清アミノトランスフェラーゼの上昇が顕著です。
  • 症状として黄疸、嘔吐、体重減少、食欲不振、倦怠感などが現れます。
  • 重症例では肝不全に至り、致死的になることがあります。

血液・神経系

  • 貧血、白血球減少、血小板減少、メトヘモグロビン血症などの血液障害が起こります。
  • 眠気、鎮静、混乱、めまいなどの中枢神経症状が報告され、発症率は1%未満です。

皮膚・内分泌系

  • 皮膚の過敏症、発疹、水疱、日光過敏による皮膚炎、発汗増加が頻繁に見られます。
  • 稀に脱毛、光アレルギー、皮膚病変が報告されています。
  • 男性の29〜63%でホットフラッシュが起こり、発熱や乳房肥大、乳房圧痛も報告されています。

アレルギー反応

  • 重篤なアレルギーとして発疹、蕁麻疹、胸痛・胸部圧迫感、呼吸困難、口・顔・舌の腫れ、茶色尿、インフルエンザ様症状があります。
  • その他、勃起不全、食欲不振、嘔吐、激しい腹痛、筋肉痛、倦怠感、黄疸なども報告されています。

その他の副作用

  • 胸痛、血栓、高血圧、浮腫が報告されています。
  • 下痢、嘔吐、吐き気、体重減少、食欲不振、腹痛などの胃腸症状が一般的です。持続すればアレルギー反応の可能性があります。
  • 抑うつ、全身の筋肉痙攣、不安、神経過敏、性欲減退、離脱症候群なども報告されています。

前立腺がん - 関連記事