前立腺がんの放射線治療ガイド

放射線治療は、前立腺がんに対する主要な治療法のひとつで、化学療法や手術と並んで広く利用されています。アメリカがん協会(ACS)によると、適応があるケースでは根治的前立腺全摘出術と同等の成功率が期待できるとされています。

放射線治療の手順

  1. 治療適応の確認

    まずは主治医と相談し、放射線治療が自分の前立腺がんに適しているかを判断します。放射線治療はがんがまだ初期段階で、周囲の組織へ広がっていない場合に特に有効です。

  2. 放射線治療の種類を選択

    放射線治療には大きく分けて外部照射と内部照射(組織内照射)の2種類があります。外部照射は機械からX線やガンマ線を体表から照射し、内部照射は放射性物質を小さなシード(種子)として前立腺内に埋め込み、がん細胞に直接放射線を当てます。内部照射は主に成長が遅い初期の腫瘍に用いられます。

  3. 放射線治療の仕組みを理解

    放射線はがん細胞のDNAを損傷させ、増殖能力を失わせます。ただし、放射線は完全にがん細胞だけに作用するわけではなく、周囲の正常細胞にも一定の影響が及ぶため、ある程度の副作用は避けられません。

  4. 副作用とリスクを把握

    ACSが指摘する主な副作用には、膀胱や腸の機能障害、勃起不全、尿失禁、倦怠感、陰部や脚部への体液貯留などがあります。治療前にこれらのリスクを十分に理解し、納得したうえで治療を受けることが重要です。

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