放射線療法の主な副作用と対策
放射線療法は痛みを伴わない治療ですが、照射量に応じてさまざまな副作用が現れることがあります。低線量であれば副作用は少なく、高線量になるほどリスクが高まります。
疲労感
放射線治療中に赤血球数が減少すると、休息だけでは回復しない倦怠感や疲労感が生じることがあります。
皮膚障害
近年は皮膚の下層に照射する技術が普及し、皮膚障害は大幅に軽減されていますが、照射部位では3~4週間後に乾燥やはがれたような皮膚が現れることがあります。
脳機能への影響
頭部に放射線を照射すると、記憶力低下、性欲減退、寒さに対する耐性低下などの脳機能変化が起こることがあります。
肺への影響
胸部に放射線を照射すると、肺の表面活性剤(サーファクタント)が失われ、気道が閉じやすくなるなどの副作用が起こります。
消化器系への影響
胸部や腹部に放射線を照射すると、食道・胃・腸が腫れや炎症を起こし、消化不良や胸焼けの原因となります。
生殖機能への影響
男性の精巣に放射線が当たると精子産生が永久に失われることがあります。女性の場合、両卵巣が放射線にさらされると早期閉経や不妊につながります。
