がんの放射線治療とは
放射線治療についての基礎知識
放射線治療は、化学療法とは異なり、腫瘍部位に高エネルギーの放射線を照射し、がん細胞を破壊します。周囲の正常組織へのダメージを最小限に抑えながら、腫瘍を縮小させることが目的です。治療の流れや注意点を事前に理解しておくことで、安心して受けられます。
治療の種類と学んでおくべきこと
- 外部照射(外部放射線療法):放射線ビームを腫瘍の位置に合わせて照射します。痛みはなく、通常は週2〜3回の通院が必要です。
- 全身療法(全身放射線療法):放射性物質を経口または注射で体内に取り込みます。化学療法に似た手順です。
- 内部照射(内部放射線療法):カテーテルや手術で放射性物質を腫瘍近くに設置し、数日から数週間にわたり放射線を照射します。
治療中に自分が放射能を帯びることはありませんが、内部照射を受けた場合は、治療直後に他人への曝露を避けるよう指示されることがあります。
治療前の準備
- 外部照射は、治療中にできるだけ動かずにいる必要があります。治療日にはゆったりした服装を選びましょう。
- 内部照射はカテーテル挿入のため、入院や夜間滞在が必要になることがあります。治療部位が不快になることもあるので、ゆったりした衣類を着用し、抱きしめなどの接触に配慮してください。
- 全身療法で注射を受ける場合は、腕を清潔に保ち、必要に応じて食事制限や栄養管理について医師と相談しましょう。
治療後の注意点
- 放射線治療の代表的な副作用は疲労です。十分な休養を取り、体力回復を図りましょう。
- 照射部位に水疱や発疹が生じた場合はすぐに医師に報告してください。多くの場合、低刺激性の石鹸とぬるま湯での洗浄で対処できます。
- その他の副作用(皮膚の赤み、食欲不振など)についても、異常を感じたら早めに相談することが重要です。
