ブラキセラピー(内部放射線治療)の概要と適応

概要

ブラキセラピー(内部放射線治療)は、がん細胞を直接狙い撃ちする低侵襲の放射線治療です。小さな放射性シード(種子)を腫瘍内部に埋め込み、がん組織だけに放射線を照射し、周囲の正常組織への影響を最小限に抑えます。

適応がん種

主に前立腺がんの治療に用いられますが、子宮頸がん、皮膚がん、乳がん、胆嚢がん、肺がん、直腸がんなど、さまざまながんにも適応可能です。

シードの特徴

シードは米粒大(約1/32インチ)で、放射性物質は主にヨウ素‑125、パラジウム‑103、低エネルギーヨウ素‑125のいずれかです。

埋め込み手術の流れ

外来で行われ、極細の針を用いてシードを腫瘍部位に配置します。一回の手術で最大100個程度のシードを埋め込むことがあります。

永久型ブラキセラピー

前立腺がんなどに用いられ、体内に埋め込んだシードは取り出さずに自然に放射線を放出し続けます。低線量率で長期間にわたり治療効果が得られます。

一時的ブラキセラピー

子宮頸がんなどに使用され、一定期間シードを体内に留めた後、放射線治療が完了したらシードを除去します。永久型に比べ高線量率で照射されます。

副作用

  • 前立腺がんの場合、排尿障害(排尿困難や頻尿)が起こることがありますが、開腹手術に伴う性機能障害は少ないです。
  • 一般的な副作用として、吐き気や軽度の疼痛が報告されています。

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