核医学における放射性同位体:用途と具体例

核医学では、さまざまな放射性同位体が診断や治療に利用されています。以下に代表的な同位体とその主な用途を紹介します。

1. テクネチウム‑99m(Technetium‑99m)

テクネチウム‑99m は、骨シンチグラフィ、心臓負荷試験、甲状腺シンチグラフィなど、多くの診断検査で使用される最も一般的な放射性同位体です。半減期は約6時間と短く、体内で速やかに崩壊するため、患者への長期的な放射線リスクが低減されます。

2. ヨウ素‑131(Iodine‑131)

ヨウ素‑131 は、甲状腺がんや甲状腺機能亢進症の治療に用いられます。また、甲状腺の取り込み検査やシンチグラフィでも使用され、半減期は約8日です。

3. タリウム‑201(Thallium‑201)

タリウム‑201 は、心臓負荷試験において心筋への血流を評価するために使用されます。半減期は約73時間です。

4. ガリウム‑67(Gallium‑67)

ガリウム‑67 は、膿瘍や肺炎などの感染症や炎症性疾患の診断に利用されます。半減期は約78時間です。

5. フッ素‑18(Fluorine‑18)

フッ素‑18 は、PET(陽電子放出断層撮影)において様々な組織や臓器の画像化に使用されます。半減期は約110分と比較的短いです。

これらは核医学で使用される放射性同位体の一例です。各同位体は放射能の特性や半減期が異なるため、目的に応じて最適なものが選択されます。

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