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悪性黒色腫(メラノーマ)の代替療法とは

代替療法の概要

がん治療における補完代替医療(Complementary and Alternative Medicine, CAM)は、主流医療と併用する「補完的」治療と、主流医療の代わりに行う「代替的」治療に大別されます。補完的治療にはマッサージ、食事療法、鍼灸などがあり、標準治療と併用されます。一方、代替的治療は手術・化学療法・放射線療法といった標準治療を全く受けずに行うものです。

主流医療の見解

近年、多くの医師が補完的治療を標準治療に組み合わせることを認めていますが、がんの根本的治療として代替療法だけに頼ることには強く反対しています。

ゲルソン療法

1930年代にマックス・B・ゲルソン博士が提唱した治療法で、食事・サプリメント・デトックスの3本柱から構成されます。毎日13杯の有機野菜・果実ジュースを飲み、全粒穀物・有機野菜中心のベジタリアン食をとります。カリウム、CoQ10+ビタミンB12、フラックスシードオイル、ビタミンA・B3・C、ペプシン、膵酵素、ヨウ素溶液(ルゴール液)などを摂取し、コーヒーまたはカモミールの浣腸で体内デトックスを行います。米国国立がん研究所(NCI)は、科学的根拠が乏しいと指摘しています。

軟骨療法

牛やサメの軟骨を粉末や抽出物にし、経口、皮下注射、外用、浣腸などで投与し、がん細胞の増殖抑制と免疫力向上を狙います。初期の研究では一定の効果が示唆されていますが、確固たるエビデンスはありません。

ハーブティー

エッシアックやフローレッセンスといったハーブティーは、黒色腫や他のがんに対する補助的利用が報告されています。エッシアックはゴボウ根、インディアン・ルバーブ、シープソレル、スリッパリーエルムの混合、フローレッセンスはこれにクレソン、聖なる茎、レッドクローバー、昆布を加えたものです。国立補完代替医療センターは、がん治療効果を示す科学的証拠はないと警告しています。

CoQ10(コエンザイムQ10)

免疫機能を高めるとされるCoQ10は、経口で摂取されることが多く、補完的がん治療として一定の期待が示されていますが、単独での治療効果は確認されていません。

まとめ

代替療法を検討する際は、必ず主治医と相談し、標準治療との併用や中止のリスクを十分に理解した上で判断してください。

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