皮膚がんのクリーム治療
症状
皮膚がんは紫外線を多く浴びた部位にできやすいですが、覆われている場所でも発生することがあります。主なタイプごとの代表的な症状は次のとおりです。
- 基底細胞がん:耳、首、顔に真珠のような小さな隆起や、胸や背中に茶色や肉色の平らな病変が見られます。
- 有棘細胞がん:顔、耳、唇、首、腕や手に硬い赤い結節や、かさぶた状の平坦な病変が現れます。
- 黒色細胞がん(メラノーマ):体のどこにでもできる形の不規則な暗いほくろや病変です。
- その他(カポジ肉腫、メルケル細胞がん、皮脂腺がんなど)は極めて稀ですが、独自の症状があります。
詳しい症状一覧や診断方法は、SkinCancer.org などの専門サイトをご参照ください。
治療法
皮膚がんの治療は手術、放射線療法、化学療法を組み合わせることが一般的です。早期段階や前がん病変に対しては、局所用クリームが有効な場合があります。
主なクリーム薬
- 5-フルオロウラシル(フルオロウラシル):エフデックスやカラクという商品名で販売され、がん細胞の増殖を抑制します。使用中は皮膚が赤くなり、強い刺激感が生じます。
- イミキモド(アルダーラ):免疫系を活性化してがん細胞を攻撃させます。こちらも使用中は皮膚が赤くなり、かゆみや刺激を伴います。
これらは主に日光角化症(光線性角化症)や初期の基底細胞がん・有棘細胞がんに使用されます。凍結療法(クライオセラピー)で痛みが強い場合の代替手段としても用いられます。使用期間は数週間から数か月まで症状の大きさや重症度により異なり、必ず医師の指示に従ってください。治療効果は生検でしか確認できないため、定期的な経過観察が必要です。
レチノイド療法
ビタミンA誘導体のレチノイド(例:トレチノイン)は、錠剤または外用クリームとして処方され、基底細胞がん・有棘細胞がん・光線性角化症の治療に利用されます。
予防策
皮膚がん予防の最も効果的な方法は、日焼け止めの適切な使用です。
- SPF15以上、できればチタニウムジオキサイドやメクソリルを含む広域スペクトラムの日焼け止めを選びましょう。
- 外出30分前に十分量を塗布し、1時間ごと、特に水泳後や汗をかいた後は再度塗り直してください。
日焼け止めはがんを治すものではなく、紫外線による皮膚ダメージとがんリスクを低減するための予防策です。
