扁平上皮がん(皮膚がん)の治療法と予防策
概要
扁平上皮がん(Squamous cell carcinoma)は、皮膚の非黒色腫の中で2番目に多いがんです。主な原因は紫外線(太陽光や日焼けサロン)への過剰曝露です。早期に発見すれば、重篤な合併症を防げますが、進行すると腫瘍が形成されます。
治療法
凍結手術(クライオサージェリー)
- 液体窒素でがん細胞を凍結・除去します。小さな腫瘍に有効ですが、鼻・耳・眼瞼などの部位や大きな腫瘍には適さないことがあります。
切除術(エクシジョン)
- がん組織とその周囲の正常組織を一緒に切除します。腫瘍が大きい場合や拡がりが疑われる場合は、広範囲に皮膚を除去し、必要に応じて形成外科的再建が行われます。
モーズ手術
- がん組織を層ごとに切除し、顕微鏡で確認しながら残存がん細胞がなくなるまで繰り返す手術です。2cm以上の腫瘍や再発例、粘膜部位のがんに特に有効で、周囲の正常皮膚を最小限に残せます。
その他の療法
- レーザー療法:高エネルギー光でがん組織を蒸散させます。
- 放射線療法:高速の放射線で増殖の早いがん細胞を死滅させます。
- 免疫調整剤(例:イミキモド軟膏):皮膚の免疫反応を高め、がん細胞の除去を促進します。
予防と対策
- 日焼け止めはSPF15以上を使用し、日光に当たる20〜30分前に塗布します。
- 紫外線は曇りの日でも降り注ぐため、曇天でも日焼け止めは必須です。
- 推奨製品例:アンテリオス SX(高いUVA/UVB防御)。
- 日焼けサロンのUVAは皮膚深部に届きやすく、がんリスクを高めます。代わりにセルフタンニングローションやスプレーを利用しましょう。
