リンパ節転移した黒色腫の予後は?
黒色腫とは
黒色腫は皮膚がんの中で最も致死率が高いタイプです。メラニンを産生する皮膚の色素細胞から発生し、まれに眼や内部臓器でも起こります。
ステージング
黒色腫のステージは、腫瘍の厚さ・深さ、リンパ節への転移の有無などで決定されます。ステージⅠ〜Ⅲは比較的予後が良好ですが、ステージⅣ以降は再発リスクが高く、予後が不良です。
センチネルリンパ節
黒色腫がリンパ節へ拡がると、最初に到達するリンパ節を「センチネルリンパ節」と呼びます。研究によると、センチネルリンパ節にがん細胞が侵入すると、リンパ節の免疫機能が低下し、全身への転移が促進されます。
リンパ節転移時の治療
過去は原発腫瘍近傍のすべてのリンパ節を切除していましたが、術後合併症が問題視され、現在はセンチネルリンパ節の生検・除去にとどめる方針が主流です。
予後
早期に黒色腫が発見され、リンパ節転移が認められなければ、生存率は大幅に上昇します。一方、リンパ系はがん細胞の全身拡散経路となるため、転移がある場合は治療が困難になり、予後が悪化します。
