黒色腫(メラノーマ)についての医療情報
黒色腫(メラノーマ)とは
黒色腫は、メラニンという色素を産生するメラノサイトが悪性化したがんです。主に皮膚に発生しますが、目や腸など他の臓器にも現れることがあります。米国国立がん研究所(2008年)の報告によると、黒色腫の新規患者は62,480例、死亡者は8,420例で、特にテキサス州など日照が強い南部で増加傾向にあります。
リスク要因
- 日焼けしやすく、そばかすができやすい白い肌の方。
- 体に50個以上のほくろがあり、形や色が不規則なものがある場合。
- 家族に黒色腫の既往がある場合。
- 紫外線(UV)への過度な曝露、特に日焼けや水ぶくれを起こした経験がある場合。
症状と兆候
- 既存のほくろの形や色が変化した。
- 非対称で、境界が不明瞭、青黒い色が混ざる。
- 色が茶色、黒、黄褐色に変動し、サイズが鉛筆の消しゴムより大きい。
- かさつき、かゆみ、出血、結痂が見られる場合は要注意。
診断と治療
- 医師が疑いを持ったら、局所麻酔下で組織の全摘または一部生検を実施。
- 病理診断で黒色腫と確定したら、外科手術、化学療法、放射線療法などの組み合わせで治療方針を決定。
予防策
- 日差しが強い10時〜16時は外出を控える。
- 長袖・長ズボン、広いつばの帽子で皮膚を覆う。
- 「広域スペクトラム」対応の日焼け止めを使用し、夏だけでなく冬も塗り直す。
- 雪や氷はUVを反射するため、特に注意。
- 入浴後や鏡の前で全身をチェックし、サイズ・形・色が変化したほくろや新たにできたほくろを確認。手のひら、足裏、頭皮、性器周辺も忘れずに。
