扁平上皮癌(皮膚がん)の概要と最新治療法
皮膚がん(扁平上皮癌)とは
皮膚がんは、皮膚の表面や組織を覆う細胞から発生するがんです。中でも扁平上皮癌は、皮膚がんの中で2番目に多く見られるタイプで、早期に発見すれば高い治癒率が期待できます。
種類と特徴
- 基底細胞がん:全皮膚がんの約90%を占め、転移は稀です。
- 扁平上皮がん:基底細胞がんより転移しやすいものの、メラノーマほどの攻撃性はありません。境界が不明瞭な腫瘍は「不十分な」定義と呼ばれます。
- メラノーマ:最も悪性度が高く、早期治療が不可欠です。
原因
主な原因は紫外線(UV)です。日照時間が長い地域(例:南アフリカ、オーストラリア)では発症率が高くなります。また、火傷や瘢痕、治りにくい潰瘍がある部位でも発生しやすく、慢性皮膚疾患や特定の化学物質への曝露もリスク要因です。
症状
- ほくろの色や質感の変化
- 2週間以上治らない潰瘍や傷
- 鱗状(うろこ状)になった皮膚、出血しやすい部位、かさぶたができる箇所
これらの症状が見られたら、皮膚科医に相談し、必要に応じて生検を受けましょう。
治療法
治療は腫瘍の部位、サイズ、進行度に応じて選択されます。
- 外科的切除:単純切除からレーザー併用切除まで幅広く対応。
- モーズ手術:境界が不明瞭な腫瘍に有効で、顕微鏡下で層ごとに腫瘍を除去します。
- 放射線療法:手術が困難な場合の代替手段。
- 局所化学療法:抗がん剤を直接皮膚に塗布します。
フォローアップと予防
扁平上皮がんは転移や再発のリスクがあるため、米国国立衛生研究所は手術後3か月ごとの検診を数年間、以降は半年ごとに継続することを推奨しています。日常的な予防策としては、SPF15以上の広域スペクトル日焼け止めをこまめに使用し、長時間の直射日光を避けることが重要です。
