扁平上皮がんの転移と予防・対策
皮膚がんは近年増加しており、日光や日焼けサロンの長時間利用がリスクを高めます。早期に発見すれば比較的治療しやすい扁平上皮がん(SCC)も、転移すると重要な臓器に影響を及ぼす可能性があります。
定義
転移とは、がん細胞が原発部位(一次部位)から血流やリンパ系を介して別の部位(二次部位)へ広がることです。皮膚がんは早期に診断・治療すれば転移を防げますが、扁平上皮がんは稀に血管やリンパ管を通じて肺、脳、肝臓などへ転移し、腫瘍を形成します。
原因
扁平上皮がんは主に皮膚の深部にある角化細胞ががん化したものです。主な原因は長時間の紫外線(UV)曝露で、加齢や家族歴もリスクを高めます。日焼けしやすい・肌が白い人は特に注意が必要です。
転移の傾向
転移しやすい臓器は肺、脳、肝臓、骨、副腎などです。転移は組織、血流、リンパ系のいずれかを通じて起こります。早期に治療しないと、がんは比較的速く遠隔転移を起こすことがあります。
転移が疑われる症状
転移したがんは部位により症状が異なります。例として、脳転移は頭痛やめまい、視力障害を、肝転移は体重減少、黄疸、腹痛、脚のむくみなどを引き起こします。自覚症状が出たら速やかに受診しましょう。
診断
転移の有無や部位を特定するために、骨シンチグラフィー、X線、CT、MRI、超音波検査、針生検などが行われます。
予防と対策
年間約100万人が皮膚がんと診断されるとされる国立がん研究所のデータがあります。予防策としては、日中の長時間の日光を避け、季節に関係なく日焼け止めを使用し、日焼けサロンを控えることが重要です。また、定期的に皮膚をチェックし、ほくろや斑点の形状・色の変化に注意しましょう。
