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湿疹と疥癬:知っておくべきポイント

湿疹と疥癬の概要

湿疹と疥癬は、かゆみや炎症を伴う代表的な皮膚疾患です。症状が似通うこともありますが、原因や発疹の分布、治療法には大きな違いがあります。

湿疹(Eczema)

湿疹は皮膚が乾燥し、かゆみや炎症を起こす状態の総称です。最も一般的なのはアトピー性皮膚炎で、アレルギー体質と関係があります。子どもに多く見られますが、年齢を問わず発症します。

疥癬(Scabies)

疥癬は Sarcoptes scabiei(ヒゼンダニ)という微小なダニが皮膚に寄生して起こります。密接な接触で感染し、衛生状態が悪い環境で広がりやすいです。子どもや若年層に多く見られます。

主な症状

  • かゆみ
  • 乾燥・赤みのある皮膚
  • 炎症
  • 水疱(水ぶくれ)
  • かさぶた
  • 鱗屑(うろこ状の皮膚)

湿疹と疥癬の違い

発疹の分布

湿疹は顔・首・肘や膝などの屈曲部に出やすいのに対し、疥癬は手や手首、足などに細かい発疹が現れます。

トンネル(掘痕)の有無

疥癬特有の「掘痕(トンネル)」は、ダニが皮膚内に掘り込んだ跡で、手首や足の裏に曲がった線状の痕が見られます。湿疹にはこのような掘痕はありません。

治療法

湿疹

ステロイド外用薬や免疫調整薬などで炎症を抑える治療が中心です。保湿や生活習慣の改善も重要です。

疥癬

ダニを死滅させるための外用薬(ペルメトリン軟膏など)や、症状が広範囲の場合は経口薬が使用されます。併せて衣類や寝具の洗濯・消毒が必要です。

受診の目安

かゆみが続く、発疹が拡大する、掘痕が見られるなどの症状がある場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。早期診断・治療により、疥癬の拡散防止や湿疹の症状緩和が期待できます。

比較表

項目湿疹疥癬
原因アレルギーや免疫機能の乱れヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)
感染性なし密接接触で感染
発疹の分布顔・首・屈曲部手・手首・足・体幹部
掘痕の有無なしあり
主な治療ステロイド外用薬等抗ダニ薬(外用・経口)

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