メラノーマ(黒色腫)の兆候と予防法
メラノーマは皮膚がんの中で最も深刻なタイプであり、発生頻度も高いがんです。高齢者に多いイメージがありますが、若年層でも発症しやすく、毎年5万人以上が診断されています。早期発見と適切な治療により回復率は高くなります。自分や家族の皮膚に異変がないか注意し、疑いがあれば速やかに医師に相談しましょう。
原因
日光に含まれる紫外線(UV)を長時間浴びると、メラニンを作る細胞が異常増殖し、がん化することがあります。日焼け止めを塗らずに屋外で過ごすだけでなく、屋内の紫外線照射装置(日焼けベッド)でも同様のリスクがあります。
メラノーマのリスク要因
- 肌が白い、もしくは日焼けしやすい人
- 明るい色の目(青・緑・灰色など)
- そばかすが多い
- 幼少期や成人期に重度の水ぶくれを伴う日焼けをしたことがある
- 家族にメラノーマの既往がある
- 過去にメラノーマを経験したことがある
- 形や色が不規則な非がん性のほくろ
- 皮膚に50個以上のほくろがある
- 免疫機能が低下している
- 日焼けベッドの使用歴がある
メラノーマの症状
既存のほくろのサイズ、形、色、感触が変化したり、新たにほくろができることが初期サインです。特に次のような特徴がある場合は注意が必要です。
- 非対称:左右で形が異なる
- 境界が不規則:ギザギザ、ぼやけ、欠けたような輪郭
- 色が不均一:黒、茶、淡い茶色だけでなく、白、灰色、赤、ピンク、青などが混ざる
- 直径が拡大:1/4インチ(約6mm)以上になることもある
これらの変化を感じたら、速やかに皮膚科医の診察を受けましょう。
診断と治療
医師は疑わしいほくろを生検(切除して病理検査)します。良性であれば経過観察、悪性であれば腫瘍の大きさや転移の有無を評価します。治療は腫瘍の進行度、患者の年齢・健康状態に応じて、外科的切除、化学療法、放射線療法などが選択されます。
予防策
メラノーマ予防の基本は紫外線から皮膚を守ることです。具体的には、以下の対策が有効です。
- 正午前後の強い日差しを避け、日陰で過ごす
- 長袖・長ズボン・広いつばの帽子で肌を覆う
- SPF30以上の広域日焼け止めを適切に塗り直す
- UVカットレンズのサングラスを着用する
- 定期的に医師の皮膚検診を受け、異常なほくろがないかチェックする
