皮膚がんのセルフチェック方法
はじめに
皮膚がんの罹患率は年々増加しています。特にメラノーマは早期に発見すれば治療可能ですが、診断が遅れると致命的になることがあります。医師による全身チェックは男女ともに年に1回受けることが推奨され、リスクが高い方はそれ以上の頻度で受診してください。自己検診は、乳房や精巣の検査と同じタイミングで月に1回行い、皮膚の変化にすぐ気付くことが重要です。
必要なもの
- 明るい天井灯
- 全身鏡
- 持ちやすい手鏡
- 座って検査できる椅子または快適な場所
- ヘアドライヤー(髪を分けるため)
- 懐中電灯
セルフチェックの手順
1. 皮膚がんのサインを把握する
基底細胞がんは日光にさらされやすい部位にできやすく、小さく隆起した赤やピンクの光沢のある斑点として現れます。扁平上皮がんは同様に日光部位にでき、鱗状でざらざらした平らな隆起が特徴です。メラノーマは既存のほくろの形や大きさが変化したり、体のどこにでも現れます。自分の皮膚の通常の状態を把握し、異常を見逃さないようにしましょう。
2. 全身鏡で全身を観察する
明るい光の下で全身鏡の前に立ち、体全体をゆっくり丁寧にチェックします。背中や見えにくい部位は手鏡を使い、必要なら友人に手伝ってもらいましょう。
3. メラノーマのABCDを確認する
新しい斑点や隆起、潰瘍、増殖がないか確認し、色素が斑点の境界から周囲へ広がっていないか観察します。痛みやかゆみ、出血、かさぶた、ざらつきなどの感覚変化も記録してください。特に以下の項目(ABCD)に注意します。
・A(Asymmetry)非対称
・B(Border)不規則な境界
・C(Color)色の不均一
・D(Diameter)直径が6mm以上
これらの特徴があるほくろは速やかに医師に相談しましょう。4. 唇・耳・目・口腔内をチェックする
唇、耳、眼の周囲に変化や隆起がないか確認し、懐中電灯で口の中や喉の奥まで照らして観察します。粘膜にも皮膚がんが発生することがあります。
5. 頭皮を確認する
友人に頼んで頭皮全体をチェックしてもらいましょう。髪を分けるか、ヘアドライヤーで風を当てて毛根を持ち上げ、頭皮の状態を確認します。
6. 写真を撮って記録する
異常が疑われる部位は写真に撮り、次回の診察時に医師に見せると診断がスムーズです。また、過去の写真と比較することで変化を把握しやすくなります。
